株式会社nonaka
(本社:埼玉県、代表取締役会長:野仲啓明)

特定技能1号になって働き方等はどのように変わったか教えてください。

技能実習生の頃と比べて、大きな変化は感じません。私が技能実習生のときから後輩を指導していましたが、いまはベトナム人と日本人を含む後輩に教えています。
技能実習生の最初のころは仕事がよくわからず、とてもたいへんでした。今はよくわかっているので、たのしく仕事をしています。それに、よい給与をいただけるようになりました。
今まで6年間も、株式会社nonakaは私をいっぱい手伝ってくれました。これからは、私がいっぱい手伝いたいです。野仲会長や社長ともよく話しますし、事務の榊さんも生活のいろいろなことを手伝ってくれます。みなさん、ありがとうございます。
あと、特定技能制度を作った日本の政府にもお礼を言わせてください。この制度のおかげで、私は未来が明るくなりました。これからも永く仕事を続けたいと思っています。

将来、特定技能外国人になるみなさんへのメッセージをお願いします。

日本に来る前に、鉄筋の専門用語を勉強しておくと後で必ず役に立ちます。それと、鉄筋施工はたいへんなので、体力をつけてください。日本に来て、鉄筋施工という職種を一緒に守っていきましょう。
日本で技能実習を受け、または特定技能で働きたいという外国人にとって、監理団体や登録支援機関はとても大切です。みなさんが信頼できて、しっかり支援してくれる監理団体・登録支援機関を選ぶようにしてください。

企業から、特定技能外国人受入れのアドバイスをお願いします

弊社は実習生修了からの移行でしたが、外国人にしっかりと制度を説明しています。初めに、特定技能2号(家族帯同もできて、永住に近い)など、将来の勤め方を想像させました。本人には、永住を視野に入れた幹部候補と伝えています。
将来は本人が決めることですが、「日本在留を延長できる」くらいの軽い認識であるよりも、制度を理解して目標をもって過ごすほうが大きく成長できます。
特定技能外国人は日本人と同様に転職が自由です。給料の高い会社は他にもありますが、それでも一緒に働いてくれることにいつも感謝しています。
求人を出しても求職申込が少ない今は、特定技能外国人は腕のいい職人として国籍に関係なく大きな戦力です。弊社に在籍する技能実習生の模範になるとともに、指導者であり管理者と、とても頼もしく育っています。
特定技能外国人も社員であり、人間です。家族や自分の目標と会社のために、忙しく厳しい環境で頑張っています。これを忘れず真剣に向き合い、社員の声に真剣に耳を傾けお互いに理解しあってください。普段からいい関係を築ければ、いい結果もついてきます。様々な問題も一緒に乗り越えられますし、特定技能外国人もしっかり業務に励めるでしょう。

株式会社nonaka
代表取締役会長 野仲啓明