第1回全国鉄筋技能大会 開催報告

2015年10月17日 第1回全国鉄筋技能大会

第一回 TETSU-1GRAND PRIX

日時:2015年10月17日(土)
場所:富士教育訓練センター

大会趣旨

 我が国は、少子高齢化時代を迎え、生産人口が減少してゆく中で、建設産業への入職者が、他産業に比較しても著しく厳しい状況にあります。
 大きな理由の一つは、公共工事の計画的な削減政策、景気の先行き不安、建設業の安値受注、労働賃金の下落等でありますが、業界側の責任として、技能労働者の福利厚や社会保険等の整備が遅れているのが主な要因であり、結果として、企業の正規の人材採用活動が制約され、季節工や親戚・知人を頼った短期雇用の人材に依存してきた結果であります。
 2020年の東京オリンピック開催が決定したことや、今回の選挙結果から政治の安定に伴う公共工事を中心とする建設投資は当分減少しないと考えられます。
 いま、専門工事業界は行政の力を借りて、社会保険加入推進や契約状況改善を中心とした労働環境改善に真摯に取り組んでいる中で、われわれ鉄筋業界は、鉄筋工事の責任施工の 大前提である技能向上に全力を注ぐべきであります。
 その一つの方策として「全国鉄筋技能大会」を開催するものであります。